車椅子の人
今まで車椅子の人と何度もすれ違ったことがある。
車椅子の人とすれ違うときに狭い道だったら進みやすいように横によけて通行を妨げないようにしていた。
頼まれてよけていたわけじゃないから今までは何も思っていなかったし、何も求めてなかった。
でもこの前…
物がキツキツに置いてあって通路の狭いスーパーに行ったときに車椅子の人がいた。
通路が狭いし進もうとしていたから、私は近くの脇道に入ってその人が通過するのを待っていた。
そしたら車椅子の人が小声で「ありがとう」と言って通り過ぎて行った。
今まで言われたことがなかったし言われると思っていなかったから、驚きのあまり声が出なかった。
会釈もできなかった。
凄く驚いたし、凄く嬉しかった。
頼まれてよけた訳じゃないからお礼を求めてはいない。
でも車椅子の人が通ろうとしたら大抵の人がよけてくれると思う。
そこでお礼言える車椅子の人は素晴らしい。
「車椅子がお通りだ!!」と思って乗ってる人も結構いると思う。
身体の不自由な人や色々ある人に親切にすることや気遣いをすることは当然のことかもしれない。
当然で常識だといいたい。
けれども体の不自由な人たちは当然を当然だと思って欲しくはない。